引っ越しで困らない!賃貸の電気ガスどうする?手続き完全ガイド

賃貸物件への引っ越しは、電気やガスの手続きが複雑で「どうすればいいの?」と不安に感じていませんか?この記事では、旧居の電気ガス停止から新居の開始手続き、最適な会社選び、料金プランの見直し、さらには引っ越し当日のトラブル対処法まで、賃貸の電気ガスに関するあらゆる疑問を徹底解説します。読み終えれば、引っ越し前後の電気ガス手続きの全体像が分かり、安心してスムーズかつお得に新生活をスタートできるでしょう。解約忘れや開栓トラブルを未然に防ぎ、快適な新居での暮らしを確実に手に入れましょう。

目次

1. 賃貸の電気ガス 引っ越しで困らないための全体像

賃貸物件への引っ越しは、新しい生活への期待に満ちたものですが、電気やガスの手続きは意外と複雑に感じられるかもしれません。しかし、全体像を把握し、計画的に進めることで、引っ越し当日に困ることを防げます。この章では、引っ越しにおける電気・ガスの基本的な考え方と、スムーズな手続きのための全体像を解説します。

1.1 電気とガスの契約種別を理解する

電気とガスは、私たちの生活に欠かせないインフラですが、その契約形態や供給方法は一様ではありません。特に、2016年の電力小売全面自由化、そして2017年の都市ガス小売全面自由化以降、消費者は多様な電力会社やガス会社、料金プランから自由に選択できるようになりました。これにより、引っ越しを機に現在の契約を見直すことで、光熱費を削減できる可能性も生まれています。

まず、引っ越し先の物件がどのような供給方式を採用しているかを確認することが重要です。主に以下のタイプがあります。

  • 一般的な電気・ガス供給:個別の電力会社、ガス会社と契約する最も一般的なタイプです。
  • オール電化:ガスを使用せず、給湯や調理などもすべて電気でまかなう物件です。ガス会社との契約は不要になります。
  • オールガス(またはガス暖房・給湯集中型):電気は一般的な契約ですが、暖房や給湯にガスを集中して利用する物件です。地域によっては、プロパンガス(LPガス)が主流の場合もあります。

また、ガスの種類にも注意が必要です。都市ガスとプロパンガス(LPガス)があり、それぞれ供給会社や料金体系が異なります。引っ越し先の物件がどちらのガスに対応しているか、事前に確認しておきましょう。都市ガスはガス管を通じて供給され、プロパンガスはガスボンベを設置して供給されます

契約種別を理解することは、適切な電力会社・ガス会社を選び、無駄のない料金プランを見つけるための第一歩となります。

1.2 引っ越し前後の手続きスケジュール

電気とガスの手続きは、引っ越し日の直前や当日に慌てて行うと、トラブルの原因になりかねません。引っ越しが決まったら、できるだけ早く手続きのスケジュールを立てることが重要です。一般的な手続きの流れと推奨されるタイミングを以下の表にまとめました。

タイミング 手続き内容 備考
引っ越し日の2週間~1週間前
  • 旧居の電気・ガス会社への解約(閉栓)連絡
  • 新居の電気・ガス会社への新規契約(開栓)連絡
  • 新居の供給方式(都市ガス/プロパンガス、オール電化など)の確認
  • 電力会社・ガス会社の選定、料金プランの比較検討
余裕をもって連絡することで、希望日に手続きが完了しやすくなります。特にガスの開栓は立ち会いが必要な場合が多いです。
引っ越し日当日
  • 旧居の電気ブレーカーを落とす
  • 旧居のガスの閉栓立ち会い(必要な場合)
  • 新居の電気のブレーカーを上げる
  • 新居のガスの開栓立ち会い(必要な場合)
旧居の電気の最終検針やガスの閉栓、新居のガスの開栓では、立ち会いが必要になることがあります
引っ越し後
  • 旧居の電気・ガス料金の精算
  • 新居の電気・ガス料金の支払い方法設定
料金の精算は、口座振替やクレジットカード、振込用紙など、会社によって対応が異なります。

このスケジュールはあくまで一般的な目安です。各電力会社やガス会社によって手続きの詳細は異なるため、必ず契約している、または契約を予定している会社のウェブサイトやカスタマーサービスで最新の情報を確認してください。例えば、東京電力エナジーパートナーの引っ越し手続きに関する情報は、東京電力エナジーパートナーのウェブサイトで確認できます。また、東京ガスでも引っ越しに関する手続きについて詳細な案内が提供されています。

特に、ガスの開栓は安全確認のため専門業者による立ち会いが必要となるケースが多いため、早めの予約が不可欠です。引っ越しシーズンは予約が混み合うこともあるため、注意しましょう。

2. 旧居の電気ガス停止手続きを完璧にする

引っ越しにおいて、旧居の電気とガスの停止手続きは非常に重要です。新居でのスムーズな生活を始めるためにも、忘れずに、そして正確に手続きを完了させましょう。ここでは、電気とガスの解約手続きの詳細と、引っ越し当日に慌てないためのチェックリストをご紹介します。

2.1 電気の解約手続きと最終検針

電気の解約手続きは、引っ越し日の少なくとも1週間前までに電力会社に連絡するのが一般的です。電力会社によっては、インターネット、電話、または郵送で手続きが可能です。解約時に必要となる主な情報は以下の通りです。

  • 契約者の氏名
  • お客様番号(電気の検針票やWebサイトのマイページで確認できます)
  • 旧居の住所
  • 引っ越し日時(電気の停止希望日時)
  • 最終料金の支払い方法(口座振替、クレジットカード、払込票など)
  • 最終料金の請求先(新居の住所など)

最終検針については、多くの場合、電力会社が遠隔でメーターを読み取るため、立ち会いは不要です。ただし、スマートメーターが設置されていない場合や、特殊な契約形態の場合は、立ち会いが必要になることもありますので、事前に電力会社に確認しておきましょう。最終検針後に算出された料金は、指定した支払い方法で精算されます。

2.2 ガスの閉栓手続きと立ち会いの流れ

ガスの閉栓手続きは、電気と同様に引っ越し日の少なくとも1週間前までにガス会社に連絡する必要があります。電気と大きく異なる点は、ガスの閉栓作業には原則として立ち会いが必要になることです。これは、ガス漏れなどの安全確認のため、専門の作業員がガスメーターを閉栓し、ガス栓の安全確認を行う必要があるためです。

閉栓作業の立ち会い時に必要となる主な情報は以下の通りです。

  • 契約者の氏名
  • お客様番号(ガスの検針票やWebサイトのマイページで確認できます)
  • 旧居の住所
  • 引っ越し日時(ガスの閉栓希望日時)
  • 最終料金の支払い方法
  • 最終料金の請求先

立ち会いでは、作業員がガスメーターの最終指針を確認し、ガス栓を閉めます。作業時間は通常10分から20分程度です。もし、引っ越し当日に立ち会いが難しい場合は、代理人に依頼することも可能ですが、事前にガス会社にその旨を伝え、必要な手続きを確認してください。最終料金は、閉栓作業時に現金で精算するか、後日指定の支払い方法で請求されます。

2.3 解約忘れを防ぐためのチェックリスト

引っ越しは多忙なため、電気やガスの解約を忘れてしまうこともあります。以下のチェックリストを活用し、解約漏れがないように確実に手続きを進めましょう

項目 確認事項 備考
解約連絡 電力会社・ガス会社への連絡は完了しましたか? 引っ越し日の1週間前までが目安です。
お客様番号 電気・ガスの「お客様番号」は控えてありますか? 検針票やマイページで確認できます。
解約希望日 電気・ガスの停止希望日は引っ越し日と一致していますか? 引っ越し作業中に電気が使えるよう、引っ越し日の夜までにするのがおすすめです。
立ち会い要否 ガスの閉栓に立ち会いが必要であることを理解していますか? 電気は原則不要ですが、念のため確認を。
最終料金 最終料金の支払い方法と請求先は指定しましたか? 新居の住所やクレジットカード情報などを用意しましょう。
連絡先 各会社の連絡先(電話番号、WebサイトURL)は控えてありますか? 緊急時や確認事項がある場合に役立ちます。

このチェックリストを参考に、旧居の電気ガス停止手続きを計画的に進めることで、引っ越し後のトラブルを未然に防ぐことができます

3. 新居の電気ガス開始手続きで失敗しない

引っ越し先での新生活をスムーズにスタートさせるためには、電気とガスの開始手続きを適切に行うことが不可欠です。旧居での手続きと同様に、新居での手続きにもいくつかの注意点があります。特に、入居日に電気やガスが使えないといった事態を避けるためにも、早めの準備と正確な情報把握が重要になります。

3.1 新居の電気申し込み方法と電源投入

新居での電気使用を開始するには、まず電力会社への申し込みが必要です。申し込みは、各電力会社のウェブサイト、電話、または郵送で行うことができます。多くの電力会社ではオンラインでの申し込みが推奨されており、手続きが簡便で時間を選ばないため便利です。

申し込みの際には、契約者氏名、新居の住所、連絡先電話番号、電気の使用開始希望日、支払い方法などの情報が必要となります。使用開始希望日は、入居日と合わせて設定することが一般的です。

申し込みが完了し、入居日に新居に到着したら、まずは電気のブレーカーを確認しましょう。多くの賃貸物件では、入居前にブレーカーが落ちている状態になっています。分電盤にあるメインブレーカーを「入」にすることで、電気が通電し、使用できるようになります。

最近ではスマートメーターの普及により、電力会社によっては申し込み後、自動的に通電されるケースも増えています。しかし、念のためブレーカーの確認は怠らないようにしましょう。もしブレーカーを上げても電気がつかない場合は、契約した電力会社に速やかに連絡して状況を確認してください。

また、ご自身のライフスタイルに合わせて適切なアンペア数を選ぶことも大切です。賃貸物件の契約書に記載されているアンペア数を確認し、必要であれば電力会社に相談して変更を検討しましょう。

3.2 新居のガス開栓申し込みと安全確認

新居でガスを使用するためには、ガス会社への開栓申し込みが必要です。電気と同様に、申し込みはガス会社のウェブサイトまたは電話で行うことができます。

ガスの開栓作業は、ガス漏れがないかなどの安全確認が必要となるため、原則としてガス会社の担当者が訪問し、契約者の立ち会いのもと行われます。そのため、引っ越しが決まったら早めにガス会社に連絡し、開栓作業の日程を調整することが非常に重要です。特に引っ越しシーズンは予約が混み合うため、希望日に開栓できない可能性もあります。

立ち会い時には、ガス機器の接続状況の確認や、安全な使用方法に関する説明が行われます。所有しているガスコンロやガスファンヒーターなどのガス機器を接続する予定がある場合は、この機会に担当者に確認してもらうと安心です。また、ガス警報器の設置状況なども合わせて確認しておくと良いでしょう。

申し込みに必要な情報は、契約者氏名、新居の住所、連絡先電話番号、ガス使用開始希望日、支払い方法などです。電気とは異なり、立ち会いが必要となるため、希望日時に確実に立ち会えるようにスケジュールを調整しましょう。

3.3 賃貸物件での電気ガス契約に必要な情報

新居での電気とガスの契約手続きをスムーズに進めるために、事前に以下の情報を準備しておくと良いでしょう。これらの情報は、電力会社およびガス会社への申し込み時に共通して必要となる項目が多いです。

項目 詳細 補足
契約者氏名 契約する方の氏名(フリガナ含む) 本人確認書類と同じ表記で準備
新居の住所 建物名、部屋番号まで正確に 郵便番号も確認
連絡先電話番号 日中に連絡が取れる電話番号 携帯電話番号が一般的
使用開始希望日 電気・ガスを使い始めたい日付 入居日と同日か翌日を設定することが多い
支払い方法 クレジットカード情報、または銀行口座情報 口座振替の場合は口座番号、金融機関名、支店名、口座名義などが必要
供給地点特定番号 電力・ガスそれぞれに割り当てられた22桁の番号 旧居の検針票やウェブサイトで確認可能。新居では不要な場合が多いが、念のため把握しておくと良い
契約アンペア数 電気契約の場合のみ 賃貸契約書や内見時に確認。現在の使用状況から適切なアンペア数を検討
設置ガス機器の種類 ガス契約の場合のみ ガスコンロ、ガス給湯器など。開栓時の確認事項

これらの情報を手元に準備しておくことで、申し込み手続きをスムーズに進めることができます。特に新居の住所は、建物名や部屋番号を含め、正確に伝えるように注意しましょう。誤った情報で申し込みをしてしまうと、入居日に電気やガスが使えないといったトラブルにつながる可能性があります。

4. 賃貸での電気ガス会社選びと料金プラン

引っ越しは、電気やガスの契約を見直す絶好の機会です。旧居と同じ会社を継続するだけでなく、新しい会社や料金プランを検討することで、毎月の光熱費を削減できる可能性があります。ここでは、最適な電力会社・ガス会社を見つけるためのポイントと、お得な料金プランについて詳しく解説します。

4.1 最適な電力会社ガス会社の見つけ方

2016年4月に電力小売りの全面自由化、2017年4月にはガス小売りの全面自由化が始まり、私たちは電力会社やガス会社を自由に選べるようになりました。これにより、様々な会社が多様な料金プランやサービスを提供しています。最適な会社を見つけるためには、以下の点を比較検討しましょう。

4.1.1 料金プランの種類と特徴

料金プランは、各社によって多種多様です。ご自身のライフスタイルに合ったプランを選ぶことが重要です。

料金プランの種類 特徴 向いている人
基本料金なしプラン 電気やガスの使用量に応じて料金が決まるため、使用量が少ない月は安くなる。 一人暮らしや使用量が少ない家庭
時間帯別料金プラン 夜間や休日など、特定の時間帯の料金が安く設定されている。 夜間に電気を多く使う人、共働き家庭
従量電灯プラン 使用量が増えるほど単価が高くなる一般的なプラン。 幅広い層に適用されるが、見直しで節約の余地がある
再生可能エネルギープラン 実質的に再生可能エネルギー由来の電気を供給するプラン。 環境意識が高い人

これらの他にも、特定のサービス(例:インターネット回線、携帯電話)とのセット割引や、ポイント還元など、各社独自の特典が付帯している場合もあります。

4.1.2 会社選びの比較ポイント

  • 料金体系: 基本料金、従量料金、燃料費調整額、再エネ賦課金など、総額でいくらになるかをシミュレーションしましょう。
  • 割引の種類: セット割引、家族割引、口座振替割引など、適用できる割引があるか確認しましょう。
  • サービス内容: 契約手続きのしやすさ、サポート体制、支払い方法の選択肢、ウェブサイトやアプリの使いやすさなども重要なポイントです。
  • 電源構成: 再生可能エネルギーの比率を重視する方は、各社の電源構成も確認すると良いでしょう。

複数の電力会社やガス会社のウェブサイトで料金シミュレーションを利用したり、比較サイトを活用したりして、ご自身の条件に合った会社を見つけるのが効率的です。

4.2 電気ガスセット割でお得になるケース

多くの電力会社やガス会社が、電気とガスをセットで契約することで料金が割引になる「セット割」を提供しています。セット割は、多くの場合、単体で契約するよりもお得になります。

4.2.1 セット割のメリット

  • 料金がお得になる: 多くの場合、単体で契約するよりも月々の料金が安くなります。
  • 支払い・管理が楽: 電気とガスの請求が一本化されるため、支払い手続きや家計管理がシンプルになります。
  • ポイント還元など特典: セット契約者限定のポイント付与や優待サービスを受けられる場合があります。

4.2.2 セット割が特におすすめのケース

  • 電気もガスも使用量が多い家庭: 使用量が多いほど割引額も大きくなる傾向があります。
  • 家計管理をシンプルにしたい人: 請求書がまとまるため、管理の手間が省けます。
  • 特定のサービス(携帯電話、インターネットなど)をセット割提供会社と契約している人: さらに割引が適用される可能性があります。

大手電力会社系、大手ガス会社系、新電力系など、様々な事業者がセット割を提供しています。ご自身の地域の提供会社を調べ、料金シミュレーションでどれくらいお得になるか確認してみましょう。例えば、東京電力エナジーパートナーや東京ガスなど、地域の大手企業も多様なセットプランを提供しています。

4.3 引っ越しを機に見直す料金プラン

引っ越しは、ライフスタイルや住環境の変化に伴い、電気やガスの使用状況が大きく変わる可能性があります。この機会に料金プランを見直すことは、長期的な節約につながります。

4.3.1 見直しのポイント

  • 旧居と新居での使用状況の変化:
    • 間取りや広さ: 新居が広くなれば冷暖房の使用量が増える可能性があります。
    • 家族構成: 同居人数が増減すれば、電気やガスの使用量も変化します。
    • 家電製品: 新しい家電の導入や、旧居から持ち込む家電の種類によって消費電力が変わります。特に、エアコンや冷蔵庫、給湯器などは大きな影響を与えます。
  • 地域の電力・ガス会社の選択肢:
    • 旧居の地域では利用できなかった新電力・新ガス会社が、新居の地域では利用可能になっている場合があります。
    • 地域特有の割引やプランがあるかもしれません。
  • 現在の料金プランのメリット・デメリット:
    • 旧居で契約していたプランが、新居での使用状況に本当に合っているか再評価しましょう。
    • 例えば、旧居では日中家にいなかったため夜間割引プランが最適だったが、新居では在宅勤務になり日中の使用が増える、といったケースです。

4.3.2 具体的な見直し手順

  1. 現在の使用状況を把握する: 旧居の電気・ガス料金の明細書を確認し、月々の使用量や料金を把握しましょう。
  2. 新居での予測使用量を立てる: 新居の間取り、家族構成、持ち込む家電などを考慮し、おおよその電気・ガス使用量を予測します。
  3. 複数の会社の料金プランを比較検討する:
    • 各電力会社・ガス会社のウェブサイトで提供されている料金シミュレーションを活用し、予測使用量に基づいた料金を比較します。
    • セット割や特定のサービスとの連携割引など、総額で最もお得になるプランを探しましょう。
  4. 契約期間と解約金を確認する: 新しいプランに契約する際は、最低契約期間や途中で解約した場合の違約金が発生しないか、必ず確認しましょう。

引っ越しは手間がかかりますが、この機会に電気・ガスの契約を見直すことで、賢く光熱費を節約し、より快適な新生活を送ることができます。

5. よくある質問と賃貸の電気ガストラブル対処法

引っ越しは何かとバタバタし、予期せぬトラブルが発生することもあります。特に、新生活の基盤となる電気やガスが使えないと、大きな支障をきたします。ここでは、引っ越し当日に電気やガスが使えない場合の対処法や、万が一の事態に備える緊急連絡先、そして電気ガスと合わせて検討すべき他のライフラインについて詳しく解説します。

5.1 引っ越し当日に電気ガスが使えない場合

新居に到着してすぐに電気やガスが使えないと、不安になるものです。しかし、慌てずに以下の手順で対処しましょう。

5.1.1 電気が使えない場合の確認事項と対処法

電気がつかない場合、まず確認すべきはブレーカーです。ブレーカーが「切」になっている場合は、「入」にすることで電気が復旧することがほとんどです。アンペアブレーカー、漏電ブレーカー、安全ブレーカーの順に確認し、すべて「入」になっているか確認しましょう。

ブレーカーを「入」にしても電気がつかない場合は、以下の原因が考えられます。

  • 電力会社への開通申し込み忘れ:引っ越し前に電力会社への利用開始手続きを忘れていないか確認しましょう。
  • 申し込み日の誤り:開通希望日を間違えて申請している可能性があります。
  • 電気設備の不具合:建物自体の電気設備に問題がある場合は、賃貸の管理会社や大家さんに連絡が必要です。

これらの確認後も解決しない場合は、契約している電力会社に連絡し、状況を説明して指示を仰ぎましょう。連絡先は契約時の書類や検針票に記載されています。

5.1.2 ガスが使えない場合の確認事項と対処法

ガスが使えない場合も、いくつか確認すべき点があります。まず、ガスメーターの元栓が閉まっていないか確認しましょう。ガスメーターには安全装置が内蔵されており、地震やガスの異常な使用などで自動的に遮断されることがあります。その場合、ガスメーターに表示されているランプが点滅していることがありますので、ガスメーターの復帰ボタンを長押しして復帰操作を試みてください。

ガスメーターの復帰操作をしてもガスが使えない場合は、以下の原因が考えられます。

  • ガス会社への開栓申し込み忘れ:電気と同様に、ガス会社への利用開始手続きが完了しているか確認が必要です。ガスの開栓には立ち会いが必要な場合が多いため、予約日時を間違えていないかも重要です。
  • 申し込み日の誤り:開栓希望日を間違えて申請している可能性があります。
  • ガス設備の不具合:建物自体のガス設備に問題がある場合は、賃貸の管理会社や大家さんに連絡が必要です。

これらの確認後も解決しない場合は、契約しているガス会社に連絡し、状況を説明して指示を仰ぎましょう。特にガスの場合は、自己判断での無理な操作は危険ですので、必ず専門業者に相談してください。

5.2 賃貸の電気ガスに関する緊急連絡先

万が一のトラブルに備え、電気ガスに関する緊急連絡先を事前に把握しておくことは非常に重要です。引っ越し前に、以下の連絡先を控えておきましょう。

サービス 主な連絡先 備考
電気 契約電力会社のカスタマーセンター 停電時や電気設備の不具合時に連絡。連絡先は検針票や契約書類に記載されています。
ガス 契約ガス会社のカスタマーセンターまたは緊急保安窓口 ガス漏れやガスの供給停止時に連絡。ガス漏れの場合はすぐに窓を開けて換気し、火気の使用は厳禁です。
建物設備全般 賃貸の管理会社または大家さん 電気やガス会社で解決できない建物自体の設備トラブルの場合に連絡。
水道 各市町村の水道局 水道の開栓・閉栓手続きや水漏れなどのトラブル時に連絡。

これらの連絡先は、引っ越し時に受け取る書類や、インターネットで「お住まいの地域名 電力会社」「お住まいの地域名 ガス会社」と検索することで見つけることができます。スマートフォンなどに登録しておくか、紙にメモしてすぐに確認できる場所に保管しておくと安心です。

5.3 水道やインターネットの手続きも一緒に考える

電気とガスだけでなく、水道やインターネットも新生活には欠かせないライフラインです。これらも引っ越し前に手続きを済ませておくことで、スムーズな新生活をスタートできます。

5.3.1 水道の開栓手続き

水道の開栓手続きは、多くの場合、各市町村の水道局に連絡して行います。インターネットや郵送での申し込みが可能な場合が多いですが、引っ越しシーズンは混み合うこともあるため、早めの手続きが推奨されます。賃貸物件によっては、水道料金が家賃に含まれているケースや、管理会社が一括で契約している場合もありますので、事前に管理会社や大家さんに確認しておきましょう。

5.3.2 インターネットの契約と開通

インターネットは、電気やガス、水道と異なり、開通までに時間がかかることがあります。特に、光回線などの新規工事が必要な場合は、申し込みから開通まで数週間から1ヶ月以上かかることも珍しくありません。引っ越し後すぐにインターネットを使いたい場合は、遅くとも引っ越しの1ヶ月前には契約手続きを開始することをおすすめします。また、新居で利用可能なインターネット回線の種類やプロバイダは、物件によって異なります。事前に管理会社や大家さんに確認するか、インターネット回線事業者のウェブサイトで提供エリアを検索して、利用可能なサービスを調べておきましょう。

これらのライフラインも、電気ガスと同様に計画的な手続きが、新居での快適な生活の鍵となります。全てのライフラインの手続きをリストアップし、漏れがないか確認しながら進めるようにしましょう。

6. まとめ

賃貸の引っ越しにおける電気ガス手続きは、計画的な準備と適切な情報収集が成功の鍵です。旧居の解約から新居の開始、そして最適な電力・ガス会社選びまで、本記事でご紹介した手順を踏むことで、安心して新生活をスタートできます。万が一のトラブルにも慌てず対応できるよう、緊急連絡先なども確認しておきましょう。これらの手続きをスムーズに完了させることが、快適な新生活を送るための第一歩となるでしょう。

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