初めての賃貸契約(学生版)!「必要なもの」リストと準備でスムーズ入居

初めての賃貸契約、必要な書類や費用、手続きに不安を感じる学生さんも多いでしょう。この記事では、「賃貸契約 学生 必要なもの」という疑問に徹底的にお答えします。賃貸契約をスムーズに進めるために、本人確認書類から保護者の収入証明、連帯保証人に関する書類まで、具体的な必要書類リストを網羅し、初期費用の内訳と相場、支払いタイミング、物件選びから入居までの流れを詳しく解説。親御さんの役割や学生ならではの注意点も網羅しているので、この記事を読めば、新生活スタートの準備が万全に。事前の情報収集と計画的な準備こそ、希望の物件で快適な学生生活を送る鍵となるでしょう。

目次

1. 学生の賃貸契約で必要な書類一式

学生が初めて賃貸物件を契約する際、多くの書類の準備が必要です。スムーズな契約手続きのためには、事前に必要な書類の種類と取得方法を把握しておくことが重要です。ここでは、賃貸契約時に求められる主な書類を種類別に詳しく解説します。

1.1 本人確認に必要な書類

賃貸契約では、契約者本人が間違いなく本人であることを証明するための書類が求められます。特に、顔写真付きの公的身分証明書は必須となることがほとんどです。

書類名 詳細と注意点
運転免許証 顔写真付きの身分証明書として最も一般的に利用されます。有効期限内のものを用意しましょう。
マイナンバーカード 顔写真付きの身分証明書として有効です。ただし、マイナンバー(個人番号)が記載されていない表面のみのコピーを求められることが多いので注意が必要です。
パスポート 有効期限内のパスポートも身分証明書として利用できます。
学生証 学生であることを証明する重要な書類です。顔写真付きのものが望ましいとされます。
健康保険証 運転免許証やマイナンバーカードがない場合に、補助的な身分証明書として利用できることがあります。記号・番号・保険者番号部分をマスキングして提出を求められる場合があります。
住民票 契約者本人の現住所を確認するために必要です。発行から3ヶ月以内のものを提出するのが一般的です。マイナンバーが記載されていない「マイナンバーなし」の住民票を求められるため、取得時に指定しましょう。一人暮らしの学生の場合は、本人だけの情報が記載された「抄本(個人事項証明書)」で問題ありません。
印鑑 賃貸借契約書に押印するために必要です。認印で良いケースもありますが、実印を求められることも多いため、事前に不動産会社に確認しましょう。実印を使用する場合は、後述の印鑑証明書も必要になります。

1.2 収入を証明する書類(保護者向け)

学生の賃貸契約では、学生本人の収入が安定していないため、親や保護者が契約者となるか、連帯保証人となるのが一般的です。そのため、保護者の収入を証明する書類が必須となります。これらの書類は、家賃の支払い能力があることを示すために提出します。

書類名 詳細と注意点
源泉徴収票 会社員である保護者の場合、勤務先から発行される前年度の源泉徴収票が収入証明として利用されます。
確定申告書の控え 自営業やフリーランスの保護者の場合、税務署に提出した確定申告書の控えが収入証明として必要です。
課税証明書または所得証明書 市区町村役場で発行される、所得額や課税額を証明する書類です。源泉徴収票や確定申告書がない場合や、補足資料として求められることがあります。
給与明細書 直近1ヶ月~3ヶ月分の給与明細書の提出を求められることもあります。特に、契約時期によっては前年度の源泉徴収票が発行されていない場合に代替として利用されることがあります。

1.3 連帯保証人に関する書類

学生が賃貸契約を結ぶ際、多くの場合、連帯保証人を立てるか、保証会社を利用することになります。連帯保証人には親がなるのが一般的で、その際には以下の書類が必要です。

書類名 詳細と注意点
連帯保証人の本人確認書類 運転免許証やマイナンバーカードなど、連帯保証人自身の身分を証明する書類のコピーが必要です。
連帯保証人の収入証明書 連帯保証人に家賃の支払い能力があることを確認するため、契約者(保護者)の収入証明書と同様の書類(源泉徴収票、確定申告書の控え、課税証明書など)が求められます。
連帯保証人の住民票 連帯保証人の現住所を確認するための書類で、発行から3ヶ月以内のものが必要です。
連帯保証人の印鑑証明書 連帯保証人が実印で契約書類に捺印する際に必要です。発行から3ヶ月以内のものを用意しましょう。
連帯保証人引受承諾書 連帯保証人になることを承諾する意思を示す書類です。不動産会社が用意する書式に、連帯保証人本人の署名と実印での捺印が必要です。

なお、連帯保証人を立てられない場合や、手続きを簡略化したい場合は、家賃保証会社を利用するという選択肢もあります。保証会社を利用する場合でも、保証会社所定の申込書や本人確認書類、場合によっては収入証明書などの提出が必要です。

1.4 その他賃貸契約で必要な書類

上記以外にも、学生の賃貸契約では以下のような書類の提出を求められることがあります。

書類名 詳細と注意点
合格通知書または入学許可証 新入生の場合、まだ学生証が発行されていないため、入学予定の学校から送付される合格通知書や入学許可証が、学生であることを証明する書類として必要になることがあります。
親権者同意書 特に未成年の学生が契約者となる場合、親権者の同意を示す書類が必須です。成人している学生の場合でも、不動産会社によっては提出を求められることがあります。
銀行の通帳またはキャッシュカード 家賃の口座振替を設定するために、銀行口座の情報が必要となります。通帳のコピーやキャッシュカードの提示を求められることがあります。
銀行届出印 口座振替依頼書に押印するために、銀行に登録している印鑑(銀行印)が必要となります。

これらの書類は、物件や不動産会社によって必要の有無や種類が異なる場合があります。契約手続きをスムーズに進めるためにも、早めに不動産会社に確認し、必要な書類のリストを入手して準備を進めるようにしましょう。

2. 賃貸契約に必要な費用とその準備

2.1 初期費用の内訳と相場

学生が初めて賃貸物件を契約する際、家賃以外にもまとまった初期費用が必要となります。これらの費用は、一般的に家賃の4~6ヶ月分が目安とされており、物件や地域、不動産会社によって大きく異なります。どのような費用が含まれるのか、その内訳と相場を事前に把握しておくことが、スムーズな契約のために重要です。

費用の種類 概要 相場(家賃に対する割合または金額)
敷金(しききん) 退去時の原状回復費用や未払い家賃に充当される保証金です。特約がなければ、退去時に残金が返還されます。 家賃の0~2ヶ月分
礼金(れいきん) 大家さんへのお礼として支払う費用で、原則として返還されないのが一般的です。 家賃の0~2ヶ月分
仲介手数料(ちゅうかいてすうりょう) 物件を紹介してくれた不動産会社に支払う成功報酬です。宅地建物取引業法により、上限が定められています。 家賃の0.5ヶ月分+消費税~1ヶ月分+消費税
前家賃(まえやちん) 入居する月の家賃を事前に支払う費用です。 家賃の1ヶ月分
日割り家賃(ひわりやちん) 月の途中で入居する場合、その月の家賃を入居日から月末までの日数分だけ支払う費用です。 入居日から月末までの日数分の家賃
火災保険料(かさいほけんりょう) 入居中に火災や水漏れなどで損害が発生した場合に備える保険です。加入が義務付けられている場合がほとんどです。 1.5~2万円程度(2年契約の場合)
鍵交換費用(かぎこうかんひよう) 防犯上の理由から、前の入居者と異なる新しい鍵に交換する費用です。 1.5~2.5万円程度
保証会社利用料(ほしょうがいしゃりようりょう) 連帯保証人の代わりに保証会社を利用する場合に発生する費用です。学生の場合、利用を求められることが多いです。 初回:家賃の0.5~1ヶ月分、更新時:1~2万円/年または家賃の10~30%/年
その他費用(消毒費用など) 物件によっては、室内消毒費用や害虫駆除費用などが請求されることがあります。必須ではない場合もあるため、内容を確認しましょう。 1.5~3万円程度

これらの初期費用は、物件や不動産会社によって項目や金額が大きく異なるため、内見時や契約前に必ず詳細な見積もりを確認しましょう。特に、敷金・礼金ゼロ物件やフリーレント(一定期間家賃無料)物件など、初期費用を抑えられるプランもありますが、その分家賃が高めに設定されている、短期解約違約金があるなどの条件が付帯する場合もあるため、総合的に判断することが大切です。国土交通省の「賃貸住宅標準契約書」など、賃貸契約に関する基本的な情報も参考にすると良いでしょう。(国土交通省)

2.2 支払い方法とタイミング

賃貸契約における初期費用は、通常、契約締結時または入居開始日の1週間~数日前までに一括で支払うのが一般的です。支払い方法としては、主に以下の方法があります。

2.2.1 主な支払い方法

  • 銀行振込:最も一般的な支払い方法です。不動産会社から指定された口座に、期日までに振り込みます。振込手数料は自己負担となる場合が多いです。
  • クレジットカード決済:一部の不動産会社では、初期費用の一部または全額をクレジットカードで支払うことが可能です。ポイントが付与されるメリットがありますが、対応していない場合も多いため、事前に確認が必要です。
  • 現金:非常に稀ですが、少額の場合や、不動産会社の店舗で直接支払う場合に現金払いが可能なこともあります。高額になる初期費用を一括で現金で持ち運ぶのは防犯上も推奨されません。

学生の場合、親御さんが費用を負担することが多いため、支払い名義や振込のタイミングについて事前に家族でよく相談しておく必要があります。特に、銀行振込の際には、契約者本人名義(または親御さん名義)で、不動産会社から指定された振込名義(例:契約者名+物件名)で振り込むよう注意しましょう。誤った名義で振り込むと、入金確認に時間がかかったり、最悪の場合、契約手続きが遅れたりする可能性もあります。

また、初期費用とは別に、入居後には毎月の家賃や共益費、電気・ガス・水道などの公共料金、インターネット料金などが継続的に発生します。これらの費用も考慮に入れた上で、無理のない予算計画を立てることが、学生生活を安心して送るための重要なポイントです。例えば、一人暮らしの生活費については、全国大学生活協同組合連合会(全国大学生協連)の調査なども参考になります。(全国大学生活協組合連合会)

3. 賃貸契約の準備をスムーズに進めるポイント

3.1 物件選びの段階から意識すること

学生生活を快適に送るための第一歩は、自分に合った物件を見つけることです。物件探しは契約準備の初期段階から始まっており、この時点でどのような条件を優先するかを明確にしておくことが、スムーズな契約へと繋がります。

まずは、家賃の上限、間取り(ワンルーム、1Kなど)、通学時間、駅からの距離、周辺環境(スーパー、コンビニ、病院の有無など)といった基本的な希望条件をリストアップしましょう。特に、バス・トイレ別、独立洗面台、インターネット環境の有無、オートロックなどの設備は、学生生活の質に大きく影響するため、優先順位をつけて検討することが重要です。

インターネットの不動産ポータルサイトや大学の生協、地域の不動産会社の情報を活用して、希望条件に合う物件を幅広く探します。気になる物件が見つかったら、必ず内見(下見)を行うようにしてください。写真だけでは分からない日当たり、騒音、設備の老朽化、収納スペースの広さなどを実際に確認することが、入居後の後悔を防ぐために不可欠です。

内見時には、以下のチェックリストを参考に、細部まで確認することをおすすめします。

確認項目 具体的なチェックポイント
立地・周辺環境 駅からの距離、通学路の安全性、周辺施設の充実度(スーパー、コンビニ、病院)、騒音(交通量、近隣施設)
室内環境 日当たり、風通し、広さ、間取り、収納スペース、壁や床の状態(傷、汚れ)
設備 エアコン、給湯器、コンロ、バス・トイレ、独立洗面台、洗濯機置き場、インターネット環境の動作確認と状態
セキュリティ オートロック、モニター付きインターホン、窓の鍵、防犯カメラの有無
その他 ゴミ置き場の場所とルール、駐輪場・駐車場の有無、共用部分の清掃状況

これらの項目を事前に確認し、疑問点があればその場で不動産会社の担当者に質問しましょう。

3.2 不動産会社とのやり取りで必要なこと

物件選びから契約締結まで、不動産会社とのやり取りは非常に重要です。スムーズな契約のためには、積極的なコミュニケーションと疑問点の解消を心がけましょう。

不動産会社を訪れる際は、事前に希望条件や質問事項をメモにまとめておくと効率的です。担当者には、学生であることを明確に伝え、学生向けのキャンペーンや特典、周辺の学生向け物件情報などを積極的に尋ねてみましょう。学生向けの物件は、連帯保証人に関する条件が緩和されていたり、初期費用が抑えられていたりするケースもあります。

契約の際には、「重要事項説明」が行われます。これは、宅地建物取引士が物件や契約に関する重要な事項を説明するもので、専門用語が多く分かりにくいと感じるかもしれません。しかし、家賃、敷金、礼金、仲介手数料などの初期費用、契約期間、更新料、解約時の条件、禁止事項(ペット飼育、楽器演奏など)といった、入居後の生活に直結する重要な内容が含まれています。不明な点や納得できない点があれば、その場で必ず質問し、理解できるまで説明を求めましょう。後々のトラブルを避けるためにも、曖昧なままサインすることは絶対に避けてください。

重要事項説明書の内容と、実際に交わす賃貸借契約書の内容が一致しているかどうかも、隅々まで確認する必要があります。特に、特約事項には、一般的な契約書にはない特別な取り決めが記載されていることがあるため、注意深く目を通しましょう。

3.3 学生ならではの注意点と親の役割

学生が賃貸契約を結ぶ際には、特有の注意点があり、保護者の協力が不可欠となる場面が多くあります。

最も大きなポイントは、ほとんどの賃貸契約で「連帯保証人」が必要となることです。学生の場合、安定した収入がないため、通常は保護者が連帯保証人となります。連帯保証人には、契約者が家賃を滞納した場合や、損害賠償責任を負った場合に、契約者と同等の責任を負う義務があります。そのため、不動産会社からは保護者の収入証明書や印鑑証明書などの提出を求められます。事前に保護者とよく話し合い、連帯保証人になってもらうことへの同意と必要書類の準備を進めておきましょう。

また、連帯保証人の代わりに「賃貸保証会社」の利用を義務付けている物件も増えています。賃貸保証会社を利用する場合、保証料が発生しますが、保護者の負担を軽減できるメリットがあります。どちらの形式になるのか、事前に確認し、保護者と相談して決定しましょう。

契約名義についても、学生本人名義にするか、保護者名義にするか検討が必要です。一般的には学生本人名義が推奨されますが、保護者名義の方が審査が通りやすいケースもあります。それぞれのメリット・デメリットを不動産会社に確認し、家族で話し合って決めましょう。

初期費用や毎月の家賃の支払いについても、保護者が負担することが多いため、支払い方法やタイミングについて事前にしっかりと相談しておくことが重要です。入居後のトラブル(設備の故障、近隣住民との問題など)が発生した際に、学生本人だけでは解決が難しい場合もあります。そのような時に誰に相談するか(不動産会社、大家さん、保護者)を明確にしておくことも、安心して学生生活を送るための準備となります。

物件の内見や重要事項説明の際に、保護者にも同行してもらうことで、より客観的な視点で物件を評価したり、契約内容を一緒に確認したりすることができ、安心感が増します。遠方に住んでいるなど、同行が難しい場合は、契約書や重要事項説明書の内容を保護者と共有し、不明な点がないか確認してもらいましょう。

4. 契約から入居までの流れと必要なもの

賃貸契約を締結し、いよいよ新生活が始まる直前の段階です。この章では、契約締結時の最終確認事項から、鍵の受け取り、そして実際の入居に向けて準備すべきことまでを詳しく解説します。特に、学生が一人暮らしを始めるにあたって見落としがちなポイントも踏まえ、スムーズな入居をサポートします。

4.1 契約締結時の確認事項

賃貸借契約書への署名・捺印は、法的な効力を持つ重要な行為です。後々のトラブルを避けるためにも、以下の点を最終的にしっかりと確認してから締結に臨みましょう。

  • 重要事項説明の理解: 不動産会社の宅地建物取引士から行われる重要事項説明は、物件や契約に関する重要な情報が記載されています。不明な点や疑問点は、その場で必ず質問し、納得がいくまで確認しましょう。特に、契約期間、更新料、解約予告期間、短期解約違約金の有無などは、学生のライフスタイルに直結するため注意が必要です。
  • 賃貸借契約書の内容確認: 賃料、共益費(管理費)、敷金、礼金、契約期間、更新料、特約事項(ペット飼育の可否、楽器演奏の制限、原状回復義務の範囲など)など、記載されているすべての項目を自身の認識と照らし合わせて確認します。特に特約事項は、一般的な契約とは異なる内容が含まれる場合があるため、細部まで目を通すことが重要です。
  • 初期費用の領収書: 支払った初期費用(敷金、礼金、前家賃、仲介手数料、火災保険料など)の領収書を必ず受け取り、記載された金額に誤りがないか確認します。すべての支払いが完了していることを証明する大切な書類なので、大切に保管しましょう。
  • 入居日と鍵の引き渡し方法: 正確な入居日と、鍵の引き渡し日時、場所、方法(不動産会社での手渡し、現地での受け取りなど)を明確に確認します。引っ越し業者の手配やライフラインの開通手続きに影響するため、この情報は非常に重要です。
  • 緊急連絡先と管理会社の情報: 入居後に水漏れ、設備の故障、近隣トラブルなどが発生した場合に連絡する管理会社や大家さんの連絡先(電話番号、営業時間、休日対応など)を控えておきましょう。万が一の事態に備え、すぐに連絡が取れるようにしておくことが大切です。

4.2 鍵の受け取りと入居準備

契約が締結されれば、いよいよ鍵を受け取り、新居での生活がスタートします。入居をスムーズに進めるために、以下の準備と確認を行いましょう。

4.2.1 鍵の受け取り

不動産会社または管理会社から、物件の鍵を受け取ります。玄関の鍵だけでなく、郵便受けや共有部分の鍵など、必要な鍵がすべて揃っているかをその場で確認しましょう。スペアキーの有無も確認しておくと安心です。

4.2.2 入居時の物件状況確認(重要!)

鍵を受け取ったら、引っ越し荷物を運び入れる前に、必ず室内の状況を確認してください。これは退去時の原状回復をめぐるトラブルを避けるために非常に重要な作業です。気になる点があれば、日付入りの写真や動画で記録し、速やかに不動産会社または管理会社に報告しましょう。

確認項目 確認内容 備考
壁・床・天井 傷、汚れ、シミ、穴がないか 特に目立つ傷や、入居前からあったと思われる汚れは写真に残す
水回り(キッチン、浴室、トイレ) 水漏れ、排水の詰まり、設備の破損がないか、換気扇の動作 蛇口をひねって水が出るか、排水がスムーズか確認
電気設備 照明器具の点灯、コンセントの通電、ブレーカーの動作 携帯の充電器などで通電を確認
ガス設備 ガスコンロや給湯器の動作 ガスの開栓後に専門業者による点検・立会いが必要な場合が多い
エアコン 正常に動作するか、異音や異臭がないか 試運転を行い、冷暖房が効くか確認
窓・ドア 開閉のスムーズさ、鍵の施錠、網戸の破れ 建付けの悪さや隙間風の有無も確認
その他 収納内部の汚れ、ベランダの破損、備え付け家具の有無と状態 物件情報と異なる点がないか確認

可能であれば、入居時立会いを実施してもらい、不動産会社や管理会社の担当者と一緒に確認するのが最も理想的です。

4.2.3 ライフライン(電気・ガス・水道)の開通手続き

入居日までに、電気、ガス、水道の使用開始手続きを済ませておく必要があります。各供給会社へ連絡し、開通の手続きを行いましょう。

  • 電気: 電力会社に連絡し、使用開始日を伝えます。多くの場合、ブレーカーを上げれば使用可能です。
  • ガス: ガス会社に連絡し、使用開始日を伝えます。ガスの開栓には、安全確認のため専門業者による立会いが必要な場合がほとんどです。入居日の調整に合わせて、早めに予約を取りましょう。
  • 水道: 水道局に連絡し、使用開始日を伝えます。多くの場合、蛇口をひねれば使用可能です。
  • インターネット: インターネット回線も、入居後すぐに必要となることが多いでしょう。希望するプロバイダや回線業者に連絡し、開通工事の手配やルーターの設置などを進めます。工事が必要な場合は、入居までに時間がかかることがあるため、早めの手配が肝心です。

4.2.4 住所変更手続き

引っ越しに伴い、様々な住所変更手続きが必要です。忘れずに手続きを行いましょう。

  • 郵便局への転居届: 旧住所宛の郵便物を新住所へ転送してもらうため、郵便局に転居届を提出します。これにより、重要な郵便物の見落としを防げます
  • 住民票の移動(転入届): 引っ越し後14日以内に、新住所の市区町村役場に転入届を提出し、住民票を移動させます。これは国民健康保険や年金、選挙権などに関わる重要な手続きです。
  • 身分証明書の住所変更: 学生証、運転免許証、マイナンバーカードなど、身分証明書の住所変更も忘れずに行いましょう。運転免許証は警察署で、マイナンバーカードは市区町村役場で手続きが可能です。
  • その他: 銀行、クレジットカード会社、携帯電話会社、学校など、登録している住所情報を変更します。

5. まとめ

学生の賃貸契約は、初めての経験で不安も多いことでしょう。しかし、本記事で解説した「必要な書類」「費用」「準備のポイント」を事前にしっかり把握し、計画的に進めることで、スムーズな契約と新生活のスタートが可能です。特に、保護者の方との連携や、連帯保証人に関する準備は早めに行うことが重要です。不明な点は不動産会社に積極的に確認し、納得のいく形で新居を見つけて、充実した学生生活を送ってください。

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