「初めての一人暮らし、賃貸契約って何が必要なの?」そんな不安を抱える学生の皆さん、ご安心ください。この記事では、学生さんが賃貸契約でつまずきやすい「必要なもの」を徹底解説します。本人確認書類の準備から住民票の取得方法、収入証明が難しい場合の対策、家賃や敷金・礼金といった初期費用の内訳、さらには保証人がいない場合の心強い選択肢まで、賃貸契約に必要な書類、お金、手続きのすべてを網羅。この記事を読めば、複雑に感じる契約の流れが明確になり、賃貸契約の疑問や不安が解消され、自信を持って理想の住まいを見つけ、スムーズに新生活をスタートできることをお約束します。
1. 学生の賃貸契約で「必要なもの」がわからない不安を解消

初めての一人暮らし、初めての賃貸契約は、期待とともに多くの不安がつきものです。「何から手をつければいいのか」「どんな書類が必要なの?」「初期費用はどれくらいかかるの?」といった疑問を抱えている学生の方も多いのではないでしょうか。特に、これまで親御さんが手続きを担ってくれていた場合、賃貸契約という複雑なプロセスは、まさに未知の領域と感じられるかもしれません。
この章では、そんな学生の皆さんが抱える賃貸契約への漠然とした不安を解消するため、まず「必要なもの」が具体的に何を指すのか、そして賃貸契約全体でどのような疑問に直面しやすいのかを明確にしていきます。一つひとつの疑問を丁寧に紐解き、安心して新生活の準備を進められるよう、このガイドが皆さんの力となることを願っています。
1.1 初めての賃貸契約 学生が直面する疑問点
学生が賃貸契約に際して直面する疑問は多岐にわたりますが、主に以下の点が挙げられます。これらの疑問を事前に把握しておくことで、よりスムーズに契約を進めることができるでしょう。
| カテゴリ | 学生が抱きやすい疑問点 |
|---|---|
| 書類関係 |
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| 費用関係 |
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| 保証人関係 |
|
| 契約・入居後 |
|
これらの疑問は、初めて賃貸契約を結ぶ学生にとって共通の悩みです。しかし、ご安心ください。このガイドでは、これらの疑問点に対し、一つひとつ丁寧な解説を加えていきます。必要な情報と準備すべきものを明確にすることで、皆さんが安心して新生活をスタートできるようサポートします。
2. 賃貸契約の「書類」 学生が用意すべきもの

学生が賃貸契約を結ぶ際、多くの書類の準備が必要です。特に初めての一人暮らしでは、どのような書類が必要なのか、どこで取得できるのかなど、不安に感じることも多いでしょう。ここでは、賃貸契約で求められる主な書類とその準備方法について詳しく解説します。不動産会社や物件によって必要書類が異なる場合があるため、事前に確認することが重要です。
2.1 本人確認書類は何を用意すれば良いか
賃貸契約では、契約者が本人であることを証明するための書類が必須です。顔写真付きの公的な身分証明書が求められることが一般的です。
2.1.1 運転免許証やパスポート
運転免許証やパスポートは、顔写真付きの公的な身分証明書として最も広く認められています。これらの書類があれば、本人確認はスムーズに進むでしょう。運転免許証を持っていない場合でも、パスポートがあれば本人確認書類として利用可能です。その際、パスポートの住所記入欄に現住所が記載されているか確認し、コピーを提出する際は顔写真と住所が記載された両方のページが必要となることがあります。
2.1.2 健康保険証と学生証
運転免許証やパスポートのような顔写真付きの身分証明書がない場合、健康保険証と学生証を組み合わせて提出できることがあります。健康保険証は、会社に所属していることを証明する在籍証明の役割も果たすため、入居審査時に勤務先への在籍確認の電話が不要になる場合があります。 学生証は、学生であることを証明する重要な書類です。入学前で学生証がない場合は、合格通知書や入学許可証で代用できることもあります。
2.2 住民票の取得方法と注意点
住民票は、契約者の現住所や世帯構成などを公的に証明する重要な書類です。賃貸契約では、入居者全員分の住民票の提出を求められることが一般的です。
住民票の取得方法はいくつかあります。
- 市区町村役場の窓口:最も一般的な取得方法です。本人確認書類(運転免許証や健康保険証など)と手数料(1通300円〜400円程度)が必要です。
- コンビニ交付サービス:マイナンバーカードを持っている場合、コンビニエンスストアのマルチコピー機で住民票を取得できます。
- 郵送やオンライン申請:一部の自治体では郵送やオンラインでの申請も可能です。
取得する際には以下の点に注意しましょう。
- 発行から3ヶ月以内のものが有効とされることが多いです。
- 一人暮らしの場合は、個人の情報のみが記載された「住民票の写し(抄本)」を、家族で入居する場合は世帯全員の情報が記載された「住民票の写し(謄本)」を用意します。
- マイナンバーが記載された住民票は受け付けられない場合があるため、「マイナンバーなし」を指定して発行してもらいましょう。
2.3 収入証明が難しい学生の対策
学生の場合、安定した収入がないことが多く、収入証明書の提出が難しい場合があります。しかし、いくつかの対策があります。
多くのケースでは、学生本人が契約者となる場合でも、親が連帯保証人になることで、親の収入証明書が提出されます。 この場合、親の源泉徴収票や確定申告書の控えなどが収入証明として用いられます。
また、親が契約者となり、学生は入居者となる「代理契約」の形を取ることも可能です。 代理契約の場合、審査は契約者である親の収入や信用情報に基づいて行われるため、学生自身の収入証明は不要となります。
奨学金を受給している学生の場合、奨学金受給証明書が収入証明として認められるケースもありますが、不動産会社によって対応が異なるため、事前に確認が必要です。
いずれにしても、収入証明が難しい場合は、不動産会社に早めに相談し、どのような書類で対応可能かを確認することが大切です。
2.4 印鑑登録証明書は必要か
賃貸契約において、実印と印鑑登録証明書の提出を求められる場合があります。特に、連帯保証人を立てる場合は、連帯保証人の印鑑登録証明書が必要となることが多いです。
印鑑登録証明書は、実印が本物であることを公的に証明する書類であり、契約の信頼性を高める役割があります。 取得には、市区町村役場で実印の登録(印鑑登録)を行う必要があります。
ただし、全ての賃貸契約で印鑑登録証明書が必要となるわけではありません。連帯保証人を立てずに家賃保証会社を利用する場合は、印鑑登録証明書が不要となるケースがほとんどです。 また、契約内容によっては認印で対応可能な場合もあるため、事前に不動産会社に確認するようにしましょう。
印鑑登録証明書は、発行から3ヶ月以内など有効期限が設けられていることが多いので、取得時期にも注意が必要です。
3. 賃貸契約の「お金」 学生が準備すべき費用

学生の皆さんが初めて一人暮らしをする際、賃貸契約には様々な費用が発生します。これらの費用を事前に把握し、計画的に準備しておくことが、スムーズな新生活スタートのために非常に重要です。
3.1 初期費用の目安と内訳を理解する
賃貸物件を借りる際に最初に必要となるのが「初期費用」です。学生の一人暮らしにおける初期費用の総額は、一般的に家賃の4〜6ヶ月分が目安とされています。地域や物件の条件によって大きく異なりますが、全国平均では30万円〜70万円程度が相場となるでしょう。
この初期費用には、家賃だけでなく、敷金、礼金、仲介手数料、前家賃、火災保険料、鍵交換費用、保証会社利用料など、複数の項目が含まれています。 それぞれの費用の意味と相場を理解しておくことが大切です。
3.1.1 家賃 敷金 礼金
賃貸契約における主要な費用の内訳として、家賃、敷金、礼金があります。それぞれの意味と、返還の有無について確認しましょう。
| 項目 | 意味合い | 相場の目安 | 返還の有無 |
|---|---|---|---|
| 家賃 | 毎月、物件の貸主(大家さん)に支払う物件の使用料です。賃貸契約時には、入居する月の家賃(前家賃)や、月の途中から入居する場合は日割り家賃と翌月分の家賃が請求されることがあります。 | 月額固定 | 返還なし |
| 敷金 | 家賃の滞納や、退去時の原状回復費用、修繕費などに充てるために、貸主に預けるお金です。退去時にこれらの費用を差し引いた残金があれば、原則として返還されます。 | 家賃の1〜2ヶ月分 | 原則返還あり |
| 礼金 | 物件を貸してくれた貸主(大家さん)への「お礼」として支払うお金です。敷金とは異なり、退去時に返還されることはありません。 近年では、礼金なしの物件も増えています。 | 家賃の1ヶ月分 | 返還なし |
3.1.2 火災保険料と鍵交換費用
上記以外にも、新生活の安全と安心を確保するための費用が必要になります。
火災保険料は、賃貸契約において加入が義務付けられていることがほとんどです。火災だけでなく、落雷や水漏れ、盗難など、様々な損害から入居者の家財や貸主の物件を守るための保険です。 また、保険によっては、鍵の紛失や盗難時の鍵交換費用が補償されるケースもあります。
鍵交換費用は、前の入居者が使用していた鍵から新しい鍵に交換するための費用です。防犯上の理由から、入居者の入れ替わり時に鍵を交換するのが一般的であり、入居者負担となることが多いです。 費用相場は、鍵の種類にもよりますが、一般的に1万円〜5万円程度が目安とされています。
3.2 支払い方法と口座開設
賃貸契約における家賃や初期費用の支払い方法についても、事前に確認しておく必要があります。
家賃の支払いは、指定の銀行口座からの自動引き落としが一般的です。 そのため、賃貸契約を結ぶ際には、家賃を支払うための銀行口座情報が必要となります。学生の皆さんは、ご自身の銀行口座を開設するか、場合によっては親御さんの口座からの引き落としとなるケースもあります。
初期費用についても、契約時に一括で銀行振込を求められることが多いため、まとまった金額を準備しておく必要があります。支払い期日までに指定の口座に入金できるよう、計画的に資金を管理しましょう。
4. 「保証人」がいない学生でも賃貸契約は可能か

学生が賃貸物件を借りる際、多くの場合、連帯保証人の確保が大きな壁となります。連帯保証人とは、契約者が家賃を滞納した場合などに、契約者に代わって支払い義務を負う人のことです。親や親戚に依頼するのが一般的ですが、事情があって頼めない学生も少なくありません。しかし、連帯保証人がいなくても賃貸契約を結ぶ方法はいくつか存在します。主な選択肢として、保証会社の利用が挙げられます。
4.1 連帯保証人の依頼が難しい場合の選択肢
親や親戚に連帯保証人を依頼することが難しい場合でも、賃貸契約を諦める必要はありません。現代の賃貸市場では、様々な状況に対応できるサービスが提供されています。
最も一般的な解決策は、家賃保証会社(保証会社)を利用することです。保証会社は、入居者が家賃を滞納した場合に、大家さんに対して家賃を立て替えて支払うサービスを提供します。これにより、大家さんは家賃滞納のリスクを軽減できるため、連帯保証人がいない学生でも物件を借りやすくなります。保証会社を利用する際は、保証委託契約を結び、保証料を支払う必要があります。
また、一部の物件では、連帯保証人不要を謳っているものもありますが、その場合でも保証会社の利用が必須条件となっていることがほとんどです。物件によっては、特定の学生向け住宅や寮などで、保証人なしで契約できるケースもありますが、数は限られています。
4.2 保証会社の利用メリットとデメリット
保証会社は、連帯保証人を見つけるのが難しい学生にとって非常に有効な手段ですが、メリットとデメリットの両方を理解しておくことが重要です。
| 項目 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| 連帯保証人 | 親族などに依頼する負担がない | 保証料が発生する |
| 契約のしやすさ | 連帯保証人不要の物件を選べる 幅広い物件から選択肢が増える |
保証会社の審査に通る必要がある 審査基準は会社によって異なる |
| 家賃滞納時 | 大家さんへの支払いを保証会社が立て替えるため、信頼関係が保たれやすい | 保証会社から滞納家賃の請求を受ける 延滞損害金が発生する場合がある |
| 費用 | – | 初回保証料(家賃の0.5ヶ月~1ヶ月分程度) 更新保証料(1年ごと、1万円~2万円程度) |
保証会社の審査では、主に学生本人の情報(学校名、学年、アルバイト収入の有無など)や、緊急連絡先となる保護者の情報が確認されます。親の信用情報が審査に影響する場合もありますが、基本的には学生本人が家賃を支払う能力があるか、または保護者が緊急時に対応できるかどうかが重視されます。
4.3 未成年学生の契約と親権者の同意
民法上、日本では18歳未満は未成年とされています。未成年者が賃貸契約のような法律行為を行う場合、原則として親権者(法定代理人)の同意が必要です。親権者の同意がないまま契約した場合、その契約は後から取り消すことが可能となります。
そのため、未成年の学生が賃貸契約を結ぶ際には、以下の点に注意が必要です。
- 親権者同意書の提出: 不動産会社から指定された同意書に、親権者本人が署名・捺印(実印が求められることもあります)する必要があります。
- 親権者の本人確認: 親権者の身分証明書や印鑑証明書の提出を求められることもあります。
- 連帯保証人または保証会社: 未成年であっても、連帯保証人または保証会社の利用は別途必要となるのが一般的です。親権者が連帯保証人となるケースも多いですが、保証会社を利用する場合でも親権者の同意は必須です。
親権者の同意は、未成年者を不利益な契約から保護するための重要なルールです。スムーズな契約のためにも、事前に親権者とよく相談し、必要な書類を準備しておくようにしましょう。
5. 「必要なもの」以外に知っておくべきこと

賃貸契約は、単に書類やお金を準備するだけで完結するものではありません。契約後に後悔しないためにも、契約に至るまでのプロセスや契約内容そのものを理解しておくことが非常に重要です。 特に初めての一人暮らしとなる学生の方は、以下のポイントをしっかりと押さえておきましょう。
5.1 入居審査で重視されるポイント
賃貸契約を結ぶ前には、必ず「入居審査」が行われます。これは、物件のオーナーや管理会社が、入居希望者が安定して家賃を支払えるか、また物件を適切に使用してくれるかを判断するためのものです。学生の場合、社会人とは異なる視点で審査されることがあります。
5.1.1 審査で確認される主な項目
入居審査では、主に以下の点が確認されます。これらを事前に把握し、スムーズな審査に繋げましょう。
| 項目 | 学生の場合のポイント | 補足 |
|---|---|---|
| 家賃支払い能力 |
|
学生本人の収入だけでは不十分と判断されることが多く、親の経済力が重視されます。 |
| 連帯保証人の有無・属性 |
|
連帯保証人は家賃滞納時に本人に代わって支払い義務を負うため、経済的信用力が非常に重要です。 |
| 保証会社の利用可否 |
|
連帯保証人が立てられない場合や、物件によっては保証会社の利用が必須となることがあります。保証会社の審査基準も確認が必要です。 |
| 人柄・入居態度 |
|
社会的なマナーやコミュニケーション能力も、物件を大切に扱ってくれるかどうかの判断材料になります。 |
審査に不安がある場合は、事前に不動産会社に相談し、学生向けの物件や保証会社を利用できる物件を探してもらうのが賢明です。
5.2 契約前の重要事項説明の確認
入居審査を通過したら、いよいよ契約です。しかし、契約書に署名・捺印する前に、宅地建物取引士による「重要事項説明」を必ず受けなければなりません。これは宅地建物取引業法で義務付けられており、契約内容に関する重要な情報を買主・借主に説明するものです。この説明をしっかりと理解することが、後々のトラブルを防ぐ鍵となります。
5.2.1 特に確認すべき重要事項のポイント
重要事項説明書には多岐にわたる項目が記載されていますが、学生の方が特に注意して確認すべきポイントを以下にまとめました。
- 契約期間と更新について: 契約期間が何年か、更新料は発生するか、更新手続きはどのように行うのかを確認しましょう。
- 家賃以外の費用: 共益費、管理費、駐車場代、駐輪場代など、家賃以外に毎月発生する費用を明確に把握します。
- 敷金・礼金の精算と原状回復義務: 退去時に敷金がどの程度返還されるのか、原状回復の範囲はどこまでか(通常損耗は含まれるかなど)を具体的に確認します。特に学生の場合、入居時の状態をしっかり記録しておくことが重要です。
- 特約事項: 通常の契約条件に加えて設けられる特別なルールです。ペット飼育の可否、楽器演奏の制限、リフォームの可否など、物件固有のルールがないか確認し、不明点は必ず質問しましょう。
- 解約条件と解約予告期間: 引っ越しなどで契約を解約する際の予告期間(通常1~2ヶ月前)や、違約金が発生する条件などを確認します。急な引っ越しが必要になった場合に備え、把握しておくことが大切です。
- 設備の状態と故障時の対応: エアコン、給湯器、インターネット回線などの設備が整っているか、また入居後に故障した場合の修理費用負担や連絡先などを確認しておきましょう。
重要事項説明は、分からないことを質問できる貴重な機会です。 遠慮せずに疑問点を解消し、納得した上で契約に進むようにしましょう。説明が早口で聞き取れない場合や、専門用語が理解できない場合は、遠慮なく「もう一度説明してください」と伝えましょう。
6. 新生活スタートを応援するチェックリスト

6.1 契約前に最終確認したい「必要なもの」
賃貸契約は、学生生活の新たなスタートを切るための重要なステップです。契約直前になって慌てないよう、以下のチェックリストを活用し、必要なものがすべて揃っているか、そして契約内容に不明な点がないかを最終確認しましょう。
| 項目 | 確認内容 | 備考 |
|---|---|---|
| 本人確認書類 | 運転免許証、パスポート、健康保険証、学生証など、有効期限内のものが揃っているか。 | 顔写真付きの公的身分証明書が最も確実です。 |
| 住民票 | 発行から3ヶ月以内のものか。世帯主や続柄が正しく記載されているか。 | マイナンバーカードがあればコンビニエンスストアでも取得可能です。 |
| 収入証明書類 | アルバイト先の源泉徴収票や給与明細、奨学金受給証明書など、求められている書類が準備できているか。親権者が保証人となる場合は、親権者の収入証明が必要です。 | 書類が用意できない場合は、事前に不動産会社に相談しましょう。 |
| 印鑑・印鑑登録証明書 | 実印とその印鑑登録証明書、または認印が準備できているか。 | 契約内容によっては実印と印鑑登録証明書が必須となる場合があります。 |
| 銀行口座情報 | 家賃の引き落としに指定する銀行口座の情報(銀行名、支店名、口座番号)が明確か。 | 本人名義の口座が必要です。 |
| 初期費用 | 家賃、敷金、礼金、仲介手数料、火災保険料、鍵交換費用など、すべての初期費用の合計額と支払い方法、期日を把握しているか。 | 不明な点があれば、必ず契約前に不動産会社に確認しましょう。 |
| 連帯保証人関連書類 | 連帯保証人になってもらう方(主に親権者)の同意書、印鑑証明書、収入証明書などが揃っているか。 | 連帯保証人の方にも、契約内容を十分に理解してもらいましょう。 |
| 保証会社関連書類 | 保証会社の利用が必須の場合、保証委託契約書や審査に必要な書類が準備できているか。 | 保証料や更新料についても確認が必要です。 |
| 親権者同意書 | 未成年で契約する場合、親権者からの同意書が必須です。署名・捺印がされているか確認しましょう。 | 同意書には、契約内容への同意の意思表示が必要です。 |
| 契約書の内容 | 家賃、共益費、契約期間、更新料、解約予告期間、特約事項など、すべての条項を読み込み、理解しているか。 | 不明な点は必ず質問し、納得した上で契約しましょう。 |
6.2 引っ越しから入居までの流れ
賃貸契約が完了したら、いよいよ新生活に向けての引っ越し準備です。スムーズな入居のために、以下の流れを参考に計画的に進めましょう。
6.2.1 物件の決定と契約
希望の物件を見つけたら、内見を行い、重要事項説明を受け、賃貸借契約を締結します。この際、前述の「契約前に最終確認したい「必要なもの」」のチェックリストを参考に、必要な書類や費用を漏れなく準備しましょう。
6.2.2 ライフラインの手続き
電気、ガス、水道、インターネットなど、新居で利用するライフラインの新規契約または住所変更手続きを行います。多くの場合、引っ越しの1~2週間前までに手続きを済ませておく必要があります。
- 電気・ガス・水道:各電力会社、ガス会社、水道局のウェブサイトや電話で手続きを行います。利用開始日を指定できます。
- インターネット:プロバイダへの申し込みや回線工事の手配が必要です。工事には時間がかかる場合があるので、早めの手続きが肝心です。
6.2.3 転居届の提出(旧居の役所)
現在住んでいる市区町村の役所に、転居届(同じ市区町村内で引っ越す場合)または転出届(他の市区町村へ引っ越す場合)を提出します。転出届は、新居の役所で転入届を提出する際に必要となる「転出証明書」が発行されます。
6.2.4 荷造り
引っ越し日の1ヶ月前くらいから、計画的に荷造りを始めましょう。不要なものは処分し、新居に持っていくものだけを梱包します。段ボールには中身と部屋名を記載しておくと、新居での荷解きがスムーズになります。
6.2.5 引っ越し業者の手配
引っ越し業者を利用する場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討して選びましょう。特に引っ越しシーズン(2月~4月)は予約が取りにくくなるため、早めの手配が推奨されます。自分で運ぶ場合は、レンタカーの手配なども検討します。
6.2.6 旧居の清掃と引き渡し
引っ越し後は、旧居の清掃を行います。特に、入居時の状態に戻す「原状回復」の義務があります。大家さんや管理会社との立ち会いのもと、鍵の返却と引き渡しを行います。この際、敷金の精算についても確認しましょう。
6.2.7 新居への入居と鍵の受け取り
引っ越し日に新居へ入居し、不動産会社や大家さんから鍵を受け取ります。入居直後に、部屋の傷や汚れがないかを確認し、もし気になる点があれば写真に撮って記録し、不動産会社に報告しておくと、退去時のトラブル防止になります。
6.2.8 転入届の提出(新居の役所)
新居に住み始めてから14日以内に、新しく住む市区町村の役所に転入届を提出します。転出証明書と本人確認書類、マイナンバーカードなどが必要です。
6.2.9 各種住所変更手続き
住民票の移動が完了したら、運転免許証、銀行、クレジットカード、携帯電話会社、郵便局など、各種サービスの住所変更手続きを忘れずに行いましょう。郵便局の転居・転送サービスを利用すると、旧住所宛ての郵便物を1年間新住所へ転送してくれます。
7. まとめ
学生の賃貸契約は、初めての経験で不安を感じるかもしれません。しかし、この記事でご紹介した「必要なもの」リストを参考に、書類や初期費用を事前にしっかり準備すれば、安心して手続きを進められます。
連帯保証人が難しい場合でも、保証会社の利用など選択肢はあります。入居審査のポイントや重要事項説明の確認も忘れずに行い、トラブルのない新生活をスタートさせましょう。計画的な準備が、スムーズな契約と快適な学生生活への第一歩です。


